@Osaka Endosky Journal

焼いて粉にして屁で飛ばせ

近い死を待つということ。

 ぼくは、一度だけ九鬼さんにお会いしたことあります。池田さんが、紹介してくださった。とても、まっすぐな目をした人でした。あのとき既に自らの死について意識していたと思います。

 自分の父の死に際し、同じ病院にすい臓がんで入院していたのが、父の元同僚で当時38歳の方でした。仕事帰り、病院の消灯にあわせて帰るそのとき、電気のついていない待合室でその彼が泣いていたのを、偶然に見かけたことが、ぼくの人生の転機のきっかけでした。

 

 毎日来る婚約者にも、ご両親にも、同じ病気をもつ元上司にも、決して、つらい顔を見せない彼の姿を思い出しながら歩いた福島駅までの道のりが、今の自分の人生のスタートでした。

 

  パナセにふと投げかけられた言葉。「絶望した人間はどんな毎日を過ごすんだ?」

 

 どんなようにも答えられるとは思います。九鬼さんのように、生きられることが出来たら、どんなにすばらしいかと僕は思います。心よりご冥福をお祈りします。

 

  Keep your stick on the ice. 師匠のアドバイスを自らに再び。